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面接担当者に聞いた!落ちる人、受かる人の違いとは?

面接担当者に聞いた!落ちる人、受かる人の違いとは?

医療業界に特化した某人材紹介会社に勤務している村中です。 今回は看護師の面接で不採用になる理由と内定を取るポイントをまとめてみました! これから面接を受けようと思っている方、就職活動をしようと思っている方、是非参考にして頂ければと思います。

落ちる人と受かる人、それぞれの特徴

看護師は慢性的な人手不足と言われています。どこの医療機関からもニーズはあります。ただ、「売り手市場だし、履歴書通れば面接も受かる!」と油断するとあっさり落とされることも・・・。

今回は、面接で「落ちる人」「受かる人」の違いを解説します。この記事を読んで頂いているあなただけにお伝えしますが、面接官も「人」です。

誰しも自分と合う人と働きたいと思うものです。本当に良い方には同じ内定でも「いい条件の内定」を出して下さいます。同じ働くなら少しでもいい条件、環境で働きたいですよね。

最後にそれぞれの事業所形態別にもまとめておくので併せて参考にして下さいね。

落ちる人

マナーが悪い人

院内に入る前にコートを脱ぐ、きちんとした挨拶をする、席を勧められてから座る、相手の目を見て話すといった基本的なマナーは、もちろん大切です。また、面接前に匂いの強いものを食べたり、たばこを吸うことも控えた方が良いでしょう。匂いが衣服に付いてしまうため、清潔感がないと思われる可能性があります。

遅刻は当然マナー違反ですが、「渋滞で遅れた」「地図を頼りに来たら道に迷った」などの事態が発生することも。また、遅れてしまった後ろめたさが後を引き、面接で上手く話せず不採用となるケースも少なくないようです。

とは言えしかたないこともあるかと思いますので、そのような状況に陥った際は、分かった時点で先方へ連絡を入れておきましょう。

質問に対する回答がずれてしまう人

緊張もあるかと思いますが、面接官に聞かれたことに対する回答が的外れだったり、考えてきたことを一本調子で話す、緊張しすぎて全く話せないといった人は、不採用になる傾向が強いようです。

採用面接の場で、会話のキャッチボールが上手くできていなければ、患者さんや他の看護師とのコミュニケーションも上手くいかないと思われてしまいます。

自己主張が強すぎる人

「休みは固定してほしい」「夜勤は絶対できない」「早出遅出は無理です」など、自分の希望ばかり主張する人も良い印象を与えないようです。強すぎる自己主張は、裏を返せば協調性の無さと判断される恐れがあります。

看護は決して一人でできる仕事ではなく、複数人の看護師が共同して行うもの。チームプレーが基本である看護の現場において、自己主張の仕方には十分気を付ける必要があるようです。

転職回数が多い人

転職が悪いというわけではないですが、中には1年ごとに転職されているかたなど、事情にもよりますが、います。採用側としては、「長く続かない人」と印象を受けてしまいがちです。

受かる人

相手の気持ちを察することができる人

面接官の質問の意図を汲み取って、聞き手に伝わりやすい、的確な回答ができるような人は採用されやすいと言えます。患者さんが求めていることを感じ取る敏感さは、実際に仕事をする上でも不可欠な能力。

相手の立場に立って考えられる人は、どこの職場でも高評価です。

精神的なタフさが感じられる人

過酷な医療の現場では、激務をこなす体力があることはもちろん重要ですが、厳しい状況に負けない精神的なタフさもまた必要です。過去に苦しい状況をどうにか好転させたエピソードなどがあれば、是非アピールして下さい。

自ら考え行動し、問題を解決できる能力は、臨機応変な対応が必要な医療の現場で求められる力です。

真摯さ・一生懸命さを感じられる人

基本的なことですが、「この病院で働きたい!」という熱意です。緊張のあまり、話が多少たどたどしくなっても焦ることはありません。採用側は、話が上手な人を採りたいわけではないのです。しっかり相手の目を見て、一生懸命答える姿勢を見せましょう。

また、不明点、確認しておきたい点を積極的に質問することも、働きたいという熱意をアピールする一つの方法です。

では最後にそれぞれの事業所毎で分けていきましょう。

病院

病院の人事は元一般企業の方も多数います。先ほど記載したマナー面などは特に要注意です。

夜勤に関しても、お子様がいて「週末夜勤」や「月〇〇回まで」という方も落ちることが多いです。どこの職場でも同じですが、中途採用で新たに入ってくる方が、今働いている人よりいい条件で入職してきたら、既存スタッフさんとの関係悪化に繋がる可能性もあるからです。

クリニック

特に20代~30代に人気のクリニックですが、看護師の人数が少ないので一定のスキルを求められます。そのため、手技面で不安のある方は落ちやすいです。

またクリニックには「中抜け」の時間があるところが多いので、通勤距離が遠い方の採用もあまり意欲的ではなく、スキルに不安がない方でも不採用になるケースは多いです。

訪問看護

一人で判断する機会が多くなるため、こちらも一定のスキルと経験が求められます。特に訪問看護は夜間のオンコールもあるため、マナー面などもより見られます。

まとめ

今回は面接で落ちる人、受かる人の解説をさせて頂きました。これらはあくまで一例ですが、読んで頂くと「当たり前」なことが多かったのではないかと思います。

実際には面接担当者様も求人先によって違いますし、その方々の性格や考え方によっても異なってきます。とは言え、どなたも「この職場で働くうえで患者様、利用者様にこの方はどのように接するのか」を軸に見られています。そう考えると、初めの挨拶や、相手のことを気遣った会話などが出来る方は高評価に繋がりますよね。

今回の記事を参考に是非少しでも「いい条件の内定」を取って頂ければ幸いです。