良い病院かどうかを見分けるために、面接で得られる情報は大切です。 転職活動の最後の段階である面接はつい緊張してしまいがちですが、転職を成功させるために重要な情報を得るチャンスでもあります。 今回は、面接で確認しておくべき5つのポイントについて見ていきましょう。
目次
良い病院に転職できるかは面接時の情報で決まる
面接は、面接官や職場の雰囲気、今後の同僚となる人の様子など、転職で最も知りたい情報を得ることができる機会です。
転職サイトでは魅力的に見えた職場でも、実際に伺うと雰囲気が悪かったというケースも珍しくありません。
しかし、面接時には緊張から頭が真っ白になってしまうのも当然のことでしょう。
そこで、次の章では「ここだけは見落とさないようにするべき5つのポイント」をご説明します。
面接で確認すべき5つのポイントとは?
転職を成功させるためには、いわゆるブラック病院と良い病院とを見分けなければなりません。
良い病院か、それともブラック病院かは、それぞれに見られる特徴をおさえておくことで見分けることができます。
その特徴を5つのチェックポイントに分けて解説していきます。
面接官との相性
つい萎縮してしまいがちな面接ですが、良い病院であれば緊張を解いてくれるような心遣いをしてくれるはずです。
高圧的な態度をとられるような面接先であれば、転職はやめておいた方が良いでしょう。
なぜなら、面接官を務める人は多くの場合、看護師長や部長など、あなたの今後の上司になるからです。
つまり、転職後の上司があなたにどのような関わり方をするか、が面接時に分かるのです。
面接官との相性は、転職先を決める上で重要な情報となります。
病院の見た目
病院の見た目も大切なチェックポイントの一つです。
書類や器具などがしっかりと整理されているか、掃除が行き届いたきれいな環境か、などを確認しましょう。
病院内の環境と職員の意識の高さは比例します。
環境が乱れていれば職員の業務が雑な可能性が高いですし、しっかりと整理できていれば仕事内容も質の高いものである傾向にあります。
また、整理ができていないということは、片付ける暇もないほどに業務が忙しいと考えることもできるでしょう。
実際に働いている看護師を見る
面接時には働いている看護師の雰囲気も見逃さないようにしましょう。
特に身だしなみが乱れていないかを確認します。
病院そのものの見た目と同じく、身だしなみにも職場環境は反映されます。
だらしない身だしなみであれば、業務も同様であると考えられます。
また、看護師の年齢に偏りがないか、についてもチェックしておきましょう。
ブラック病院と言われるようなところには、若い看護師か高齢の看護師が多い傾向にあります。
その理由は、体力のある若い看護師しかこなせないようなハードな業務内容か、もしくは高齢看護師の新人への当たりが強く、若い看護師がすぐにやめてしまうからです。
勤務体系や給料などについて詳しく説明してくれるか
良い病院の条件は、看護師に対して誠実なことではないでしょうか。
職員に誠実な対応をする病院であれば、転職後のあなたの勤務体系や給料、ボーナスの額などについてしっかりと説明してくれるはずです。
面接の場面で採用が決定するわけではありませんが、就職とはあなたと病院との契約であるため、本来は契約内容を明確にする責任があるのです。
もしこれらの具体的な説明がない場合は、しっかりと確認しておくようにしましょう。
求人情報と実際の説明にズレがないか
求人案件に掲載されている情報と、面接時に説明される情報にズレがないかをチェックしておきましょう。
求人情報では給料が高く設定されていたのに、実際は数万円低かったというケースもあるようです。
良い病院であればそのようなことはないはずですし、仮に変更点があれば納得できるような説明があるでしょう。
求人情報と説明のズレがないかを確認するために、求人案件のメモやプリントアウトしたものを持参すると良いでしょう。
面接後には転職コンサルタントと相談
面接が終わった後は、転職コンサルタントと連絡を取ることになります。
その際に、面接で得た情報をコンサルタントと共有しておきましょう。
仮に面接の際に違和感を感じたのであれば、その旨を伝えておくことで、採用決定後のお断りを代行してもらうこともできます。
無事に転職先が決まり、転職活動をスムーズに終えられるに越したことはありません。
しかし、「早く転職したい」と焦る気持ちから、転職先を妥協してしまう人も珍しくありません。
良い病院に転職するためには、転職コンサルタントと面接を振り返ることで、改めて検討してみることが欠かせないのです。
今後長年勤務することになる転職先は慎重に選びましょう。
転職サイトのサポートを受けることで、必ずあなたに最適な転職先が見つかることでしょう。