病棟看護師へ転職する場合のメリット・デメリット

病棟看護師へ転職する場合のメリット・デメリット

2017/7/5 更新

幅広い経験が積める看護師の仕事

病棟看護師へ転職する場合のメリット・デメリット

病棟看護師は、病院の病棟で入院患者のケアをするお仕事です。 少人数のクリニックと比べて看護師の数が多い病棟看護師ですが、どのような働き方となるのでしょうか。 病棟看護師への転職に興味がある人は、病棟看護師の働き方や、メリット・デメリットをチェックしておきましょう。

 

病棟看護師の特徴

2~3交代制の働き方

病棟看護師は、基本的に交代制の働き方であるところが多いのが特徴です。

全体として見てみると、およそ6割が2交代制、2割が3交代制、残りが2交代制と3交代制のミックスです。

2交代制は「日勤と夜勤」に分けられ、日勤は朝から夕方まで、夜勤は夕方から朝まで働きます。

3交代制では、「日勤、準夜勤、夜勤」の3つに分けられ、日勤は朝から夕方、準夜勤は夕方から深夜、夜勤は深夜から朝まで働きます。

夜勤の場合は夜勤手当がもらえることが多く、2交代制の夜勤ではおよそ1万円、3交代制の夜勤ではおよそ5千円がプラスされます。

主な仕事内容

病棟看護師の主な仕事内容は、入院している患者のケアです。

ケアの内容は多岐にわたり、治療スケジュールどおりに点滴や注射を行ったり、患者の状態を定期的に確認するために検温や採血、尿検査などを行ったりします。

また、患者の身の回りの世話を全般的に行うのも病棟看護師の仕事です。食事の配膳や患者の移動介助、必要があれば歯磨きや着替え、食事介助、トイレ介助などを行うこともあります。

また、入院患者の家族とのコミュニケーションを図るのも看護師の大切な仕事のひとつです。

患者とその家族の性格や意向をしっかり把握し、入院生活をサポートしていくのが病棟看護師の役割と言えるでしょう。

病棟看護師のメリット

患者さんとしっかり関われる

クリニック勤務や外来勤務では、一人一人の患者と接する時間が短くなります。

それに比べて病棟看護師は何日も同じ患者と関わることになります。

入院が長引く患者の場合、その患者が少しずつ回復していく様子を目の当たりにでき、患者と共に喜びを分かち合えます。

毎日少しずつでも患者と会話をすることで、患者の気持ちによりそったケアができるようになることも看護師としてのやりがいではないでしょうか。

手当の加算で収入が増える

収入面でのメリットとしては、夜勤手当がつく点も見逃せないところです。

2交代制では夜勤手当が約1万円つくので、1ケ月に5回夜勤をすれば、月5万円のプラスになります。年収にすると、外来看護師などと比べ、60万円の収入アップとなるのです。

今後に活かせる経験が積める

また、病棟看護師の仕事は患者の身の回りのお世話からあらゆる治療のケアまでと幅広いため、その分豊富な経験が積めるところもメリットと言えるでしょう。

転職をする場合にも、その幅広い経験はとても有利に働きます。

病棟看護師のデメリット

働く時間が不規則になりがち

収入アップにつながる夜勤勤務は、一方でデメリットともなります。

基本的には日勤勤務であった場合でも、1ケ月に何度か夜勤勤務が入れば、それだけ生活が不規則になります。

また、15時間勤務を超える場合はそれに応じて休憩時間も設けられていますが、実際には十分な休憩が取れていないことも多いようです。

このような不規則な生活と忙しい毎日の仕事によって、体調を崩す看護師が出ているのも事実です。不規則な就業環境で働くということは、プライベートの生活にも少なからず影響してしまうことは覚えておきましょう。

希望の配属先で働けないことも

病棟看護師の採用面接時に、希望の配属先を伝えたとしても、場合によっては希望とは全く違う科に配属されることもあります。

このような事態によって性格的に合わない配属先であった場合、毎日の勤務がストレスに感じてしまうこともあるでしょう。

勉強会や研修が多い

病院で勤務する場合、勉強会や研修に参加しなければならないことも多々あります。

日勤と夜勤のかけもちで大変な中これらにも参加するとなると、体力的にきついことも出てきます。また、研修会場が病院外であったとしても、病院によっては交通費が支給されないこともあるようです。

まとめ

このように、病棟看護師の働き方にはメリットとデメリットがあります。

日勤と夜勤の交代勤務で働かなければならないため、体力に自信があることは最低条件と言えるでしょう。病棟看護師を希望するなら、ご紹介したようなデメリットもしっかりと把握し、自分に向いているのかどうかを見極めましょう。

看護師の中でも比較的ハードな病棟看護師へ転職する場合は、看護師専門の転職サイトで各求人の詳細をしっかり吟味し、自分に合った病院を探すことが大切です。