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失敗しないための履歴書の書き方とは?

失敗しないための履歴書の書き方とは?

医療業界に特化した某人材紹介会社に勤務している村中です。 今回は意外と軽く見られがちな方も多い「履歴書」についての記事です。 履歴書は内定の要因にはなりませんが、落ちる原因にはなります。 基本的に、履歴書は減点方式だと考えてください。 素晴らしい出来栄えで書けているからプラスになるのではなく、履歴書もちゃんと書けていない人なのかというマイナス面の方が強いのです。 実際に実績やスキルもあるのに、履歴書だけで不合格となってしまう方もいます。

日付

  • 提出する場合…提出当日日付
  • 持参する場合…当日の日付
  • 郵送する場合…投函した日付

氏名

  • 「ふりがな」とある場合…ひらがなで記入します。
  • 「フリガナ」とある場合…カタカナで記入します。

生年月日

数字は算用数字を用い、和暦を使用します (例:平成31年) 。

住所

都道府県名から書きます。マンションやアパートなどは省略せず、建物名と部屋番号まで記載します。

写真

3ヶ月以内に撮影した写真を使用します。服装はスーツやジャケットを着用するのが無難です。表情は歯を見せない程度の自然な表情が好印象を与えます。

※スナップショットやプリクラは絶対に使用しないでください。

電話番号

1つしか記入欄がない場合は携帯電話の番号で大丈夫です。固定電話の記入欄があるものの、固定電話を自宅に引いていない場合は「なし」と記入します。

空欄は記入もれに見えるため避けます。

学歴

1行目に学歴と記し、2行目から学歴を書きます。

中学校は卒業年次のみを記入します。高校以降は、入学・卒業年次ともに書くのが一般的です。学校名・学部・学科は省略せずに書きましょう。

職歴

正職員・正社員以外での勤務だった場合は、「非常勤として入社」などと書いて雇用形態を明らかにしましょう。病院や施設名だけではなく、「~~科〇〇病棟勤務」など、所属部署や科も明記すると尚良いです。

ただし、職歴が長くなる場合は省略も可能です。

現在も在職中の場合は「現在に至る」退職した場合は「一身上の都合により退職」と記入します。

よくある間違いとして、入職と退職を1行で書く、そもそも退職を記載しない、「〃」で退職の行の法人・事業所名を記載するなどがありますが、こちらはNGです。手間ではありますが、1行ずつきちんと書きましょう。

※「短い期間しか働かなかったから書かなくていい」という方も少なくないようですが、全ての職歴を記載するのが基本です。これまでの保険の記録などが必ず残っているので
万が一お調べした際、経歴詐欺となり解雇になった方もいます。いくつもの施設を経験している人は経歴が長いことのマイナス部分を心配されますが、自己判断で削ることは止めましょう。

資格・免許

資格を取得した順に正式名称で記入します。取得した免許・資格は仕事に直接関係するかどうかは関係なく、すべて記入します。取得資格が多く、書ききれない場合はその他や備考欄への記載も可能です。

看護師免許については必ず記載してください。

志望動機

履歴書の中で最も重要な項目です。

正直な気持ちとして「土日休みだから」「給料が高いから」といった内容を書かれる方もいらっしゃいますが、面接官が見た時にいい印象は与えられないと思います。お見合いを受けると考えて、どうしてこの人とお見合いをしてみようと思ったのか、を相手に伝えるシチュエーションと同じものだと思いながら記述してください。

またものすごく短い、あるいは細かい字でびっしりと書く方もいらっしゃいますが、多数の履歴書を見る中で、面接官が見る気をなくすような書きかたは避けましょう。長すぎず短すぎず、適量が大事です。

実際のところ、8割くらいの内容はみなさん代わり映えがしない内容のことが多いです。この志望動機が面接官の心に響くことはかなり珍しいことです。

また言葉を選びながらも、ウソは書かないようにしましょう。面接時にも志望動機については触れられるため、ウソを記載してしまうと辻褄が合わなくなる可能性が高くなります。

自己PR

職務経歴書を出すケースは少ないため、この部分でどのようなスキルを磨いてきたのか書きましょう。人間性や看護観を出しやすい項目になるので、こだわりが強い方は記載をした方が面接時に現場の看護観など話が出やすくなります。

その他

何も希望がない場合でも「特になし」と記述し、空欄のままにしておくことは止めましょう。

まとめ

履歴書だけで内定を取ることはできませんが、履歴書が理由で不採用になることはあります。履歴書は自分の代わりに相手への印象を与えるものです。悪いより良い方がいいですよね。

今回は一般的な履歴書の書き方を記載しましたが、場合によっては求人先から指定されるケースもあります。また病院、クリニック、施設、企業系と受ける先によっても気を付けるポイントは変わってきます。

とは言え、今回記載した内容は最低限必須になることの為、皆さん参考にして下さいね。