普段はあまり必要とされない履歴書ですが、転職活動をするうえでは、採否に影響する重要書類となります。 履歴書の記入に慣れていない人には、履歴書にある各項目にどのように記入していけばいいのか分からなかったり、何を書くのかについて迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。 ここでは、一つ一つの項目ごとに記入する際の注意点やポイントを解説していきます。
履歴書の日付の記載
履歴書の左上のあたりに日付を記載する箇所があるはずです。
「いつの日付を記入すれば良いのか分からない」という人が多いようです。
履歴書の日付は、提出する日を記載します。
例えば、転職先に履歴書を郵送する場合は、郵送する日を記載します。
面接に持参するのであれば、面接日を記載することとなります。
「郵送するのに面接日を記入してしまった」という間違いをしがちなので、注意しましょう。
履歴書に貼る写真について
面接官は履歴書に貼付されている写真を重要視しています。
特に履歴書を郵送する場合や、書類選考で使用するのであれば、写真の印象は採用の大きな判断材料となるでしょう。
ここでは、履歴書の写真で注意するポイントを下記します。
- ピアスやネックレスなどの装飾品はNG
- スーツもしくはブラウスを着用する
- 口角を上げて柔らかい表情を作る
- 髪の長い方は結んでおく
履歴書の写真は面接官にとって、清潔感や雰囲気、常識があるかについての判断材料です。
人となりというのは写真に現れるものです。
大切なアピールポイントなので、上記のポイントはおさえておくようにしましょう。
履歴書の名前・住所・年齢欄
名前・住所・年齢欄は記載するのに困らない箇所ですが、だからこそ書き間違いのないように気を付けてください。
誤りの多いポイントを挙げておきます。
- 住所は省略せずに記入する
- 押印箇所はシャチハタを使用しないようにする
- 名前の上の「フリガナ」はカナ、「ふり仮名」はひらがなで記入するようにする。
- 満年齢は、履歴書提出日の時点での年齢
名前・住所・年齢欄は意外と記入ミスが多いようです。
この箇所に誤りがあると、「仕事も雑なのではないか」と思われても仕方がありません。
慎重に記入するようにしてください。
履歴書の学歴・職歴の記載
学歴・職歴の記載は、履歴書のなかでも面接官がしっかりと見る箇所です。
学歴・職歴欄に記入する際のポイントは下記のとおりです。
- 学歴と職歴の間は1行空ける
- 学歴は中学校卒から記載する
- 職歴の記載が終わったらその下の行の右端に「以上」と記載する
- それぞれの時系列の記載は和暦(昭和・平成)を使用
- 経歴や職歴の学校名や社名、施設名は正式名称で記載する
(例:高校はNG→高等学校、(医)はNG→医療法人or医療法人社団or医療法人財団or社会医療法人)
履歴書の免許・資格欄
免許・資格欄は思いの外記入するのに困る人が多い箇所です。
特に民間資格を多く持っている場合、「どこまで記入すれば良いのか」について悩んでしまうようです。
それについての決まりはなく、国家資格や民間資格、その他免許などは自由に記載して大丈夫です。
現在取得に向けて勉強している資格や免許についても、「取得見込み」として記載することもできます。
しかし、取得難易度の低いような資格や、看護師としてほとんどアピールとならないような免許などは記入しない方が良いでしょう。
不要な情報が多すぎると雑多な印象となってしまい、面接官の心象を下げてしまうかもしれません。
簡潔に記入するように心がけましょう。
履歴書の志望動機の記載
志望動機欄は、履歴書のなかでも最も自身をアピールできる箇所です。
そして、最も記載するのが難しいところでもあるでしょう。
志望動機欄では、まずあなたの看護スキルや経験、実績をしっかりと明記するようにしましょう。
その上で、それらがどのように転職先に役立つかを記載します。
もし筆が止まってしまったら、転職先の特徴をリサーチし、どの点に同意したのかを明確にすれば、志望動機は書きやすくなります。
例えば、勉強会などが盛んに開催されている場合は、「看護スキルのアップを目指しており、教育に力を入れている貴院の指針を拝見し、働きたいと考えた」という旨を記載すると良いでしょう。
自己アピールを含めて、転職先にどのように役に立てるのかを具体的に記載するようにしましょう。
履歴書は転職サイトでチェックしてもらいましょう
履歴書を書き終えたら、転職サイトのコンサルタントにチェックしてもらうようにしましょう。
大手転職サイトでは、転職のプロであるコンサルタントが履歴書を添削してくれるサービスがあります。
あなたの実績や看護スキルなどの情報がしっかりと含まれているか、転職先の情報と合致するかなどを照らし合わせながら的確なアドバイスをもらうことができるのです。
履歴書は転職先とのファーストコンタクトで、あなたの情報を知ってもらうための大切なものです。
担当のコンサルタントと力を合わせて、質の高い履歴書を作成しましょう。