一般的に収入の高いイメージのある看護師ですが、転職を考えるにあたって「年収500万円」を一つの目標とする人も少なくありません。 日本看護協会によると新卒看護師の平均月収が約27万円であり、若い世代にとって年収で500万円をもらえるようになるのは夢のような話です。 では、看護師が年収500万円以上を目指すために、どのようなことが必要なのでしょうか。
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看護師にとって年収500万円のハードルは高くない
一般的な病院に勤めていれば、だいたいの看護師は40代を過ぎる頃に年収500万円をクリアできるようです。
厚労省が平成27年に発表したデータによると、看護師全体の給与額の平均は32万9200円となっており、そこにボーナスが80万円ほど追加され、おおよその年収は476万円程度となります。
しかし、この給与額にはパートやアルバイトの人も含まれていることから、 正社員かつ正看護師に限定すると500万円程度の年収は得ていると考えられます。
実際に、40~45歳を境に年収が500万円に到達する看護師は多いようです。
勤続年数が長くないと年収500万円にならない?!
先ほど一般的な看護師であれば、40代を境にして年収500万円に到達することは珍しくない、ということをご説明しました。
ただし、これには一つ条件があります。
それは、同じ職場での勤続年数が長い、ということです。
産休や育児休暇で休職期間が発生したり、転職をやみくもに繰り返した場合、40代でも年収500万円に到達できないケースがあります。
ほとんどの職場では看護師の昇給額が決まっており、コツコツと勤務年数を積み上げることで、40代でようやく500万円にたどりつくのです。
若いうちから年収500万を目指すには
看護師として働く上で、できるだけ早いうちから高収入を得たい、と思うことは当然のことです。
しかし、キャリアアップやスキルアップをしなければ給料が上がらないと思っていませんか。
実は、キャリアが浅いうちから年収500万円を叶える方法はいくつか存在します。
ここでは、比較的若いうちに年収500万円を目指すための方法について見ていきましょう。
夜勤か外部でのアルバイト
年収をアップするためには、夜勤の回数を増やすことが手っ取り早い手段です。
看護師の夜勤手当の平均額は、5000円~1万円ほどとされているので、夜勤を増やすことで単純にその額がプラスされることとなります。
また、外部でのアルバイトができそうであれば、休日を利用して収入を得ることができます。
現在の職場での収入プラスアルファの収入となるため、大幅に年収が高くなる可能性があります。
ただし、副業が禁止されていたり休日とアルバイトの日程調整が難しかったりといったデメリットもあります。
また、体力の消耗も激しくなるため、慎重に計画を立てる必要があるでしょう。
これらの条件さえクリアできれば、今すぐ年収500万円に近づけるための有効な手段となるでしょう。
資格を取得する
年収500万円を目指すには資格を取得することで、資格手当を受け取るといった方法もあります。
例えば、専門看護師や認定看護師を取得することで、約3万円の手当がつく職場は多いようです。
また、助産師やケアマネージャーなどの資格でも、手当がつく資格として該当する可能性があります。
手間や負担、時間がかかる方法ですが、一度資格を取得することで今後ずっと資格手当を受け取れることになるので、長期的にみた場合にかなりの収入を得られることになるでしょう。
転職をする
「年収500万円の条件での転職」によって、若いうちに目標を達成することができるかもしれません。
年収が高く設定されている求人案件はあなたがイメージしているよりも多くあり、年収アップを目的とした転職で大幅に収入が高くなることも十分にあり得ます。
もちろん、看護師の経験年数が数年以上は必要であったり、何らかの看護スキルを募集条件としているケースがほとんどです。
しかし、現在向上心を持って働いていて、「実力と収入が合っていないのでは」という不満を抱えているのであれば、転職を視野に入れるべきでしょう。
年収500万円の転職は難しくない
転職でできるだけ早く年収500万円を目指したい、という人は一度求人案件を見てみてください。
看護師の転職で年収500万円は決して高望みではないことが分かるでしょう。
だからと言って、決して低い年収の設定ではないので、それなりの実績や経験年数は問われることとなります。
あなたの看護師としての価値が、年収500万円をもらうことのできるレベルに達しているのかについては、転職サイトを利用することで、すぐに分かります。
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「もしかしたら私には年収500万円の価値があるんじゃないか」と少しでも思うのであれば、一度気軽に転職サイトを覗いてみてください。