看護師の二交代制と三交代制の苦労の違いとは?

看護師の二交代制と三交代制の苦労の違いとは?

2017/7/5 更新

医療施設の看護師に対する姿勢が分かる

看護師の二交代制と三交代制の苦労の違いとは?

常勤看護師は一般的に日勤と夜勤のどちらも受け持ちます。 そして勤務形態は、以前は二交代制が主流でしたが、最近では三交代制を採用する医療施設も増えてきています。 三交代制では拘束時間は短くなりますが、看護師が不足していると体力的に厳しくなってきます。 二交代制と三交代制の違いやメリット・デメリットについて説明しましょう。

 

二交代制・三交代制の勤務スタイル

二交代制と三交代制の勤務時間と夜勤については一般的に以下のようになっています

二交代制

  日勤  AM8:30 ~ PM5:30
  夜勤  PM4:30 ~ AM9:00
※一回の夜勤で16時間から17時間の拘束となり、72時間ルールに従うと、最大でも月4回の夜勤が限度となります。

三交代制

  日勤  AM8:30 ~ PM5:30
  準夜勤 PM4:30 ~ AM1:30
  深夜勤 AM12:30 ~ AM9:00
※最大で月に8回から9回の夜勤が限度となります。

二交代制のメリット・デメリット

二交代制は日勤と夜勤を交代で勤務することになり、最も大きな特徴としては、夜勤が長いことが挙げられます。すなわち1日のうち2/3以上を病院で過ごすことになります。

メリット

二交代制のメリットとしては、深夜に申し送りをする必要がないこと、休みが取りやすいことが挙げられます。

休みは日勤の次の日、もしくは夜勤明けになるため、ゆっくりと身体を休めることができます。また出勤や退勤のタイミングが深夜にならないため、危険な夜道を歩く必要もなくなります。

デメリット

二交代制では長時間の夜勤になります。

そのため、気の合わない同僚が相手の場合は苦痛に感じるケースもあるでしょう。また一度の夜勤の中で緊急入院が何人も重なると大変ハードな勤務となってしまいます。

もちろん仮眠は取れますが、長時間の勤務は体力的に大変厳しいものです。

三交代制のメリット・デメリット

三交代制勤務は、日勤、準夜勤、深夜勤の組み合わせで成り立っています。

日勤で勤務した場合なら夕方に一度帰宅し、仮眠後、深夜に出勤して深夜勤をこなすことになります。また準夜勤で勤務した場合なら、深夜に帰宅し、翌朝から日勤で出勤することになります。

メリット

三交代制の最大のメリットは、一回の勤務時間が短いことです。

一度の勤務時間が短いために集中することができ、その結果、ミスも減らすことができます。緊急入院が複数あっても、短時間なら乗り切ることができます。

また気の合わない同僚との勤務も短時間で終わるため、ストレスは溜まりにくいでしょう。万が一、何らかのミスを犯していた場合でも、短時間で別のスタッフに交代するためにミスの発見が早いというメリットもあります。

デメリット

勤務が終わってから帰宅し、その後改めて出勤するまでの時間が短くなってしまうため、どうしても睡眠不足になりがちで、体力的に厳しくなってしまう傾向があります。

休息に充てられる時間が短いため、遠方からの通勤の場合、睡眠時間が短くなってしまうことが挙げられます。また深夜の出勤、退勤があるため、危険な夜道を歩かざるを得ないこともデメリットと言えるでしょう。

医療施設の二交代制・三交代制に対する取り組み

上記のように二交代制・三交代制にはメリットもありますが、同時にデメリットも存在しています。

人手不足によって起こる看護師への負担を少しでも解消するため、様々な取り組みを実施している医療施設もあります。

例えば二交代制を採用しているところでは、夜勤明けの日勤をさせないように決めている病院もあります。つまり夜勤明けなら次の日は必ず休みになるわけです。

また三交代制を採用しているところでは、準夜勤後の日勤をさせないようにしている病院もあります。これは三交代であっても、なるべく勤務の間隔を長くして、睡眠不足や疲労蓄積を防ごうとしているのです。

勤務スタイルへの配慮を確認

医療施設では看護師を募集する際、二交代制もしくは三交代制だけしか公表していない所がほとんどです。

人手不足でどうしても負担が掛かってしまう看護師に対する配慮は、その医療施設の看護師に対する姿勢の表れでしょう。

転職サイトならコンサルタントが勤務実態もしっかり把握していますので、その医療施設がどんな考えを持っているのかを判断することができます。是非有効活用なさってください。