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夜勤なしでも収入を維持する方法

看護師は夜勤をしないと収入はかなり少なくなる?

看護師は夜勤をしないと収入はかなり少なくなる?

転職を考え始めた看護師にとって、「夜勤なしの職場だと収入が少なくなってしまうのか」について悩むのではないでしょうか。 確かに、月給のなかで夜勤手当が占める割合は大きく、無視できるものではありません。 今回は、夜勤をしない職場では収入がどの程度少なくなってしまうかについての計算や、夜勤なしでも収入の高い職場はないかなど、夜勤なしの転職を成功させるための内容となっています。

夜勤手当の算出方法とは?

夜勤手当の算出は、労働基準法で定められた計算方法によって出すことができます。
労働基準法では、1時間の夜勤手当は月給を時給換算した金額に1.25倍したものと定めています。
そして、夜勤手当が支給される時間帯は、午後10時から午前5時までです。
例えば、看護師の平均月給と言われている30万円を想定すると、1ヶ月の平均労働時間数が160時間である場合、時給換算すると1,875円となります。
夜勤手当は時給の1.25倍であるため、1時間につき2,343.75円と算出できます。
夜勤が勤務シフトに組み込まれているため、差額の469円が1時間につき支払わなければならない夜勤手当となります。
つまり、午後10時から午前5時まで働いた場合、病院が支払わなければならない夜勤手当は3,283円です。

実際に支給されている相場は?

平均的な月給をもらっている看護師が一晩夜勤をした場合、その手当として3,283円が支払われることについてご説明しました。
しかし、実際には前述の算出方法と関係なく一律に夜勤手当を定めている職場がほとんどのようです。
以下が、看護師の平均的な夜勤手当の相場です。
・2交代制度の職場の夜勤手当:1万1000円
・3交代制度の職場の準夜勤手当:4000円
・3交代制度の職場の深夜勤手当:5000円

これを見ると、本来支払うべき夜勤手当からさらに2,000円から7,000円以上多くもらえていることが分かります。
夜勤の看護業務は体力的な面で大変な分、手当の金額では比較的優遇されていると言えるでしょう。

夜勤手当「あり」と「なし(日勤)」での収入を比較

前述のように、看護師は1夜勤で4,000円~1万1,000円ほどの夜勤手当がつきます。
したがって、この手当がつかないことで、収入は大幅に少なくなることが多いようです。
同じ職場での「夜勤あり」と「夜勤なし(日勤のみ)」の収入を比較したデータがあります。
そのデータによると、夜勤ありの看護師の年収は520万円であることに対し、夜勤なしの看護師の年収は400万円となっています。
このケースでは、月収に換算すると夜勤手当が10万円であり、特に夜勤の割合が大きい職場でしょう。
しかし、年収にして120万円の収入の開きがあることは見逃せません。

「夜勤なし」でも収入の高い職場に転職するには

夜勤なしの職場へ転職することを検討している人にとって、約120万円も年収が低くなってしまうと、「転職は考え直そうか」と思うかもしれません。
しかし、「夜勤なし(日勤のみ)」という条件であっても、収入を大きく下げることなく転職する方法があります。
それは、転職先に収入の高い職場を選ぶことです。

収入の高い職場に転職するためには、「高給をもらえる職域」か「経営状態の良好な職場」を選ばなければなりません。
まず、高給をもらえる看護師の職場には、訪問看護と自由診療(美容整形など)のクリニックが挙げられます。
訪問看護は、需要が高く看護師の人手が足りていないことから、病院よりも収入が高く設定されている傾向にあります。
また、自由診療の美容医療と呼ばれる業界は、クリニックが料金を自由に設定できることから、看護師が高給をもらえる職場として有名です。
ただし、一般病院やクリニックなどでも、夜勤手当なしで収入の高いところは多くあります。
そのような職場に共通しているのは、経営状態が良好であることです。
単純な話ですが、やはり収入の高さは経営状態に大きく影響されます。
そのため、夜勤なしでも収入を維持するためには、転職先の経営状態を見極めなければなりません。
そこで、転職の際には転職サイトに登録することをおすすめします。
転職サイトでは、業界に精通している転職コンサルタントによって、経営状態などの情報も分かることがあります。
収入の実情についても、ハローワークや一般の求人サイトでは把握できない部分の情報まで提供してくれるでしょう。
夜勤なし、日勤のみの条件で転職するのであれば、ぜひ転職サイトを賢く利用しましょう。