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残業代をきっちりもらうには?

看護師の残業代の金額は普通どのぐらい?

看護師の残業代の金額は普通どのぐらい?

当たり前のようにサービス残業をする看護師が多いなかで、「残業代っていくらもらえるものなんだろう?」と疑問に思うことはありませんか。 他の看護師は残業代をいくらもらっているのでしょうか。 今回は、看護師の残業代の算出方法や、残業代の平均金額などをご説明します。

残業代の算出方法とは

残業代の算出方法は、看護師だけでなく一部を除くほとんどの職業で一律となっています。
なぜなら、残業代をもらうことは、労働基準法で定められた労働者の権利だからです。
週40時間、1日8時間を超過した労働時間は、残業時間となるのです。

では、残業代の金額はどのような算出方法で計算すれば良いのでしょうか。
残業代を計算するためには、まず実際にもらっている月給から、時給を割り出します。
そして、その時給を1.25倍した金額が、1時間当たりの残業代になります。
次の章で、看護師の残業代の平均金額を計算してみましょう。

看護師の残業代の平均金額を計算してみましょう

ここでは、平均的な看護師の残業代はいくらになるのか、実際に計算してみましょう。
看護師の平均月収は30万円だと言われています。
月収30万円の看護師が、1日8時間・月20日間、つまり160時間労働したと想定してみます。
30万円を160時間で割ると、時給にして1875円が算出されます。
そして、1,875円を1.25倍した2,343.75円が、1時間につき残業代として支給されることとなります。
残業代の金額は、勤務先の月給や残業時間によって変動しますが、平均的な看護師の残業代の金額は、1時間あたり2,343.75円前後と言えるでしょう。

サービス残業が当たり前の職場には注意

看護師として働く上で、残業をすることは珍しいことではありません。
患者対応や看護記録の作成など、遅くまで残業する日もあることでしょう。
しかし、サービス残業を当たり前に行うことについて、考え直すべきかもしれません。
例えば、1日1時間の残業を毎日繰り返したとして、2,343.75円×20日で4万6,875円が1ヵ月分の残業代の金額となります。
本来であれば、支給されるべき約5万円弱の残業代を受け取れない環境が当たり前であってはいけません。
確かに、同僚もサービス残業を当然のように行っていたり、先輩職員に業務をお願いされたりすると、気付いたら業務時間を大幅に過ぎていることはあるでしょう。
しかしそれが常習となっているようであれば、注意が必要です。

看護師として長期的に働くことを考えれば、勤務が業務時間に終えられることや、最悪超過した場合でもしっかりと残業代を支給してもらえる環境でなければ、今後身体を壊してしまう可能性が高いでしょう。
残業代をしっかりと支給する職場は、やむを得ない残業を除いて、残業しなくても業務が完了する勤務体系となっている傾向があります。
残業代を支給しないことももちろん問題視すべき点ですが、それ以上にサービス残業を当然とする勤務体系こそ注意しなければならないのです。

残業代をしっかり受け取るために

残業代をしっかり受けとるためには、職場環境の改善を働きかけるか、転職を検討するしかありません。
サービス残業を改めるためには、職場に対して残業代を請求することが必要となります。
なぜなら、残業代を減らすために職場全体が勤務体系を見直すこととなるからです。
病院は運営のためにある程度の利益を出す必要があるため、残業代を削るために残業を撤廃する方針となります。
病院の運営をしている院長や副院長が、現場に「残業を減らす」ように指示を出すことで初めて職場環境が改善されるのです。
しかし、サービス残業が当然となっている病院も多くあるのが実情です。
残業代が支給されなかったり、勤務体系的にサービス残業がまかり通っている場合は、転職をすることで改善されることがあります。

転職サイトでは、「残業なし」という条件で募集先を検索することができます。
実際に看護師に対して正当な残業代を支払ったり、残業が起こりにくいような勤務体系をしっかりと設定している転職先は多くあります。
もしあなたが、「残業が辛い」と感じているのであれば、転職サイトを利用して残業のない職場へ転職することを検討してみましょう。