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クリニックなら再就職の壁は高くない

専業主婦看護師のクリニック再就職に意味はある?

専業主婦看護師のクリニック再就職に意味はある?

出産や子育てで退職してしまった看護師が、子供に手もかからなくなり、復職しようと考えた際、選択肢として総合病院かクリニックか、どちらを選ぶべきかで悩むはずです。 そして、自宅に比較的近いからという理由でクリニックを選んでいる場合も多いでしょう。 果たしてブランクが長い看護師が再就職先としてクリニックを選ぶのは正しいのでしょうか。 またクリニックに再就職することに意味はあるのでしょうか。 再就職する際の注意点を含めてご説明しましょう。

再就職先にあたって考慮するべきこと

ブランクの長い看護師が再就職するにあたって最も留意すべきことは、まず進歩している看護技術から取り残されているということです。

医療技術は驚異的に進歩し、看護技術もそれに伴って進歩しています。

ブランクが長いと看護技術の進歩から取り残されているわけです。

ブランクが1~2年程度であれば比較的楽に取り戻すことはできるでしょう。しかしながら10年以上になると、最初から覚え直す覚悟が必要になります。

再就職支援セミナーを受ける

看護師の資格を持っていても、ブランクが長いと現代の看護技術についていけず、現場で
役に立ちません。

しかし看護師不足に悩む各地方の自治体や国は、看護師の資格がありながらも働いていない「潜在看護師」に復帰してほしいと考えています。

そのため、潜在看護師が現場復帰しやすくなるための再就職支援セミナーを無料で開催しています。

これでしっかりと基本的な看護技術だけは取り戻しておいてください。

クリニックへ再就職する際のメリット・デメリット

メリット

総合病院などと比較すると、クリニックには重篤な患者がおらず、処置なども決まったものがほとんどであるため、高度な看護技術は不用です。

採血や注射、点滴などの基本的な看護技術さえ取り戻すことができていれば働きやすい環境だと言えます。

勤務時間も基本的に時間通りで、日曜や祝祭日は休みになります。

また入院設備があったとしても重篤な患者や急変する患者も少ないため、夜勤があっても比較的楽に勤務できるはずです。

昼間、勤務が終わってから自主的に勉強をすることも可能です。もちろん家事をこなす時間も十分とることができます。

家庭の主婦と看護師の二つの仕事をこなしやすい勤務先でしょう。

デメリット

クリニックは少人数のスタッフで運営しているところがほとんどです。

組織的に教育体制を整えているところはないと思っても間違いではないでしょう。

そのため、手取り足取り教えてくれることはありません。

また少人数ゆえに、看護師一人一人に求められるスキルはコミュニケーションも含めたものになり、自然と上がってしまいます。

同時に即戦力を求めますので、ブランクが長いと苦労する場面が多いかもしれません。
しかしながら、基本さえ思い出せば、すぐに環境に順応することは可能でしょう。

不安ならパートから始める方法も

クリニックに診察を受けに来る患者は重篤な患者は少なく、慢性疾患や軽い症状の患者が多いものの、看護師として勤務する場合には基本的な看護技術は必要です。

いきなり常勤として勤務することに不安がある場合には、週3日などのパートから勤務を始めることも考えるべきでしょう。

そしてパートで働く中で看護技術に不安が無くなれば、常勤として勤務することも十分考えられるはずです。

段階を経て看護師としての自信を取り戻すことも重要です。

まとめ

看護師不足は今後ますます深刻な状態になっていきます。

潜在看護師に対する期待は今以上に高まっていくでしょう。

そのために国や自治体、病院などでは無料の再就職支援セミナーを開催しています。

看護師として復職しようと考えるのであれば、活用すべき仕組みです。

またクリニックであれば、基本的な看護技術さえ取り戻してしまえば安心して勤務できます。

これからの高齢化社会を支えるためにも、ぜひ看護師として復職なさってください。