看護師が大学病院へ転職する場合のメリット・デメリット

看護師が大学病院へ転職する場合のメリット・デメリット

2017/7/5 更新

大学病院で働く意味って?

看護師が大学病院へ転職する場合のメリット・デメリット

看護師という職業は活躍の場が幅広く、就職先として病院を選ぶにもその病院が持つ機能や規模などによって仕事の内容も変わってきます。 自分が「ここだ!」と思える職場に出会うためには、まずいろいろな職場の情報を得ておくことが基本です。 そこで今回は看護師の就職先の1つである大学病院にスポットを当て、転職先として大学病院を選ぶメリット・デメリットについてみていきます。 大学病院に就職するということは、どのようなことなのでしょうか。

 

大学病院はどんなところ?

大学病院とは、総合大学や単科の医科大学に併設されている病院のことです。

規模は大きく、600床程度のところから1000床を超えるところもあります。

診療はもちろんのこと、研究や教育にも力を入れているのが特徴です。

新しい治療や難しい症例の治療にも積極的に取り組んでいますし、教育の場として医学生や看護学生の実習を受け入れています。また、病院内のスタッフで感染症委員会や栄養委員会といった、様々な分野の委員会が組まれ、勉強会や研究会を行いながら新しい知識と技術が習得できるようにもなっています。

大学病院の看護師はどんな仕事をしているの?

大学病院で働く看護師の業務は当然ながら部署によって大きく異なります。

外来業務は、診察補助と患者へ健康指導を行うのがメインです。必要であれば、他職種と連携をとって患者をサポートします。

病棟業務は、入院患者の検温や清潔ケア、医師の処置介助などを行います。

また退院後の生活も見据えて指導を行ったり、コメディカルと連携をとったりすることもあります。手術室の業務は、器具出しなど手術に直接的に関わるものと、外回りと言われる看護記録をつけたり、患者や家族への対応をする業務があります。

大学病院を選ぶメリットは?

最先端で高度な医療に触れることができる

大学病院は研究機関としての役割も兼ねているため、新しい治療を積極的に取り入れています。

また、治療が困難になることが予想される既往歴を持つ患者や、珍しい疾患の患者に対する看護も学ぶことができます。

勉強会や看護研究で専門性を深められる

大学病院ではあらゆる分野の勉強会が開かれています。

そのため、幅広い知識を習得できる環境があります。看護研究も盛んに行われているため、看護研究に参加することで自分の専門性を深めることもできます。

たくさんのスタッフと関わることができる

大学病院は診療科がたくさんあります。

規模が大きいですから医師や看護師の人数が多く、薬剤師や理学療法士だけでなく医療ソーシャルワーカーといった職種と連携することもあります。

医療に関わる様々な意見や考え方を持つ人から刺激を受けることができます。

福利厚生が充実している

大学病院は病院の規模が大きく、福利厚生が充実しているところがほとんどです。

また病院によって個性が出るのが法定外福利厚生ですが、大学病院は看護師寮が利用できるほか、大学生協があれば食堂や書店を学生と同じように安く利用できるのが魅力です。

大学病院で働くうえでのデメリットは?

重症患者が多く忙しい

大学病院には重症患者が多く、容体が急変することも多々あります。

最先端の医療を提供しているので当然このような患者が多く集まってきます。そのため、看護師は非常に忙しく、気が抜ける時間がありません。

また多くの患者が入院を待っており、入院期間も非常に短期間になりがちです。入院や退院する人が多いため、必然的に看護師の仕事も増え、忙しくなってしまいます。

一般病院に比べて看護技術が身につきにくい

大学病院は、研修医など若手の医師が技術を身につけるために、看護師ができる処置でもあえて医師が行なっているところがあります。

治療で看護師が行うのは採血や静脈注射程度で、点滴のルート確保などは医師が行なっています。そのため大学病院で勤務していると技術的な経験が不足しがちになります。

最先端の医療技術を学ぶためには最適

どのような医療機関で働いても、メリットやデメリットは必ずあります。

ですがそれらは目的意識の違いによりデメリットがメリットに感じる場合もあり、その逆もあります。

大学病院で働く一番大きなメリットは最先端の医療技術を学べることでしょう。それを目標にするのであれば、大学病院で働く意味が十分あると言えます。