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看護師が神経内科へ転職する場合のメリット・デメリット

看護師が神経内科へ転職する場合のメリット・デメリット

神経内科は、転職を検討する看護師に人気のある診療科の一つです。 神経内科とは、パーキンソン病や脳卒中、脳梗塞、認知症など、脳や神経系が侵されることで引き起こされる疾患に対応する診療科です。 神経内科とひとことで言っても、急性期なのか、それとも回復期なのか、それぞれの病棟によっての特色や毛色が異なります。 今回は、神経内科へ転職することで看護師が得られるメリットやデメリット、転職での注意点などをご説明します。

看護師が神経内科へ転職するメリット

看護師の転職先として人気の高い神経内科ですが、転職することで得られるメリットは具体的にどのようなものなのでしょうか。

ここでは、神経内科への転職で看護師が得られるメリットを挙げていきます。

キャリアアップのきっかけとなる

神経内科への転職は、看護師としてのキャリアアップの第一歩となります。

急性期神経内科では、ICUで勤務する経験を積むことで、認定看護師の特定分野である「集中ケア」を取得するきっかけとなります。

また、回復期であれば「脳卒中リハビリテーション看護」認定看護師の取得も視野に入れることができます。

今後看護師としてのキャリアアップを考えている人にとって、神経内科は最適な転職先と言えるでしょう。

日常生活動作の介護スキルが身につく

神経内科では、日常生活動作を介助する機会が多くあります。

そのため、食事や排せつ(おむつ介助やトイレ介助)、移乗、衣類の着脱などの動作介助スキルが身につくことになります。

近年では高度かつ専門的な看護ケアが重視される傾向にあるものの、日常生活動作介助といった基本的な介助スキルはとても大切です。

なぜなら、日常生活動作に深く介入するリハビリへの理解が深まったり、病棟での患者の様子から異変に気付くことのできる観察力が身についたりするからです。

看護師として普遍的なスキルである日常生活動作介助のスキルを身につけておくことで、看護師として行える業務の幅を広げることができます。

患者の回復過程が実感できる

神経内科は、患者が回復する過程を実感できることが特徴です。

患者の状態が改善していく様子を見られることは、看護師にとってはこれ以上ないやりがいを感じられることでしょう。

急性期を脱して容態が安定したり、寝たきりの状態から歩けるようになったりと、看護師として「患者の役に立てた」と感じられる機会が多くあるのが、神経内科の魅力です。

クリニック勤務では夜勤がない

神経内科の転職先にはクリニックも多くあります。

ほとんどのクリニックは入院設備がないため、夜勤がありません。

転職先へ求める条件として「夜勤なし」を希望する人は、神経内科クリニックへの転職も視野に入れると良いでしょう。

神経内科クリニックは土日に休めたり、残業が少なかったりといったメリットもあります。

看護師が神経内科へ転職するデメリット

神経内科への転職では、得られるメリットが多い分、デメリットもあります。

転職に失敗しないためにも、神経内科のデメリットについても把握しておきましょう。

業務内容がハード

神経内科は業務内容がハードなことで有名な診療科です。

その理由としては、看護師が日常生活動作に介入することが多く、通常業務のなかでも力仕事の比率が高いことが挙げられます。

女性看護師が男性患者の対応をする機会も少なくありません。

特に移乗介助やトイレ介助などは介助負担が大きく、腰を痛めてしまう看護師もいるようです。

残業が多い

神経内科の病棟勤務では、残業が多い傾向にあります。

急性期では容態が急変する患者が多く、業務量が必然的に多くなります。

回復期でも、日常生活介助には時間を要するため、通常業務が滞り残業が増えてしまうことも少なくありません。

神経内科の性質上仕方のないことですが、残業が多くなることは覚悟しておいた方が良いでしょう。

患者との関係性で悩むことも

神経内科では、患者との関係性を上手く築けないケースが多く、コミュニケーションの面で悩む看護師も少なくありません。

例えば、認知症で意思の疎通が困難であったり、周辺症状によって辛い言葉を掛けられることもあります。

また、脳卒中後のリハビリが上手くいかずに、看護師に強く当たってしまう患者もいます。

看護師として患者の辛い気持ちも分かるため、サポートできないもどかしさを感じることもあるかもしれません。

看護師が神経内科へ転職する際の注意点とは?

神経内科への転職を決めた際に、注意しておくべきポイントがあります。

それは、あなたが神経内科への転職の目的を明確にしておくことです。

例えば、「高度な看護スキルを身につけたい」「スキルアップ・キャリアアップにつなげたい」という目的であれば、急性期へ転職することが好ましいでしょう。

「リハビリの知識をつけたい」「日常生活にも深く介入したい」といった考えであれば、回復期がおすすめです。

「残業したくない」「マイペースに働きたい」のであれば、神経内科クリニックへの転職を考えるべきでしょう。

あなたの転職の目的によって、急性期・回復期・慢性期を選択しましょう。

看護師転職サイトでは、あなたの転職の目的に合わせた求人案件を紹介してくれます。

神経内科への転職を希望しているのであれば、転職サイトに在籍する転職コンサルタントに相談することで、あなたに最適な転職先が見つかります。

転職先の選択肢が多い神経内科への転職の際には、転職サイトを賢く活用するようにしてください。