看護師は給与総額が同じなら基本給が高い方が有利

看護師は給与総額が同じなら基本給が高い方が有利

2017/7/5 更新

年収と休業補償に影響する基本給

看護師は給与総額が同じなら基本給が高い方が有利

平成26年度の厚生労働省 賃金構造基本統計調査をベースに試算してみると、看護師の平均年収は473万円で、過去10年間は460万円から470万円程度の間に位置しています。 この年収は、全ての労働者の平均年収を20万円から30万円程上回っています。 年収だけで見てみると、看護師の年収は高いと言えます。 ですが看護師の仕事に就くには資格が必要で、なおかつ非常にハードな仕事です。 夜勤業務もあるため、生活は不規則になってしまいます。 他の職業より責任も重く、ハードな仕事ですから、もっと年収が多くても良いだろうと考える看護師がいても不思議ではありません。 またそれが理由で転職を考えるのも当然かもしれません。 では看護師が年収を上げるために転職を考え、転職先を探す際には、給与総額だけを意識して探せば良いのでしょうか。 年収を少しでも上げるために知っておくべき給与総額と基本給の関係についてご説明しましょう。

 

基本給に加算される手当の種類

看護師の給与は、基本給にプラスして各種手当が加算されて支給されます。

一般的に手当てには住宅手当や夜勤手当、休日出勤手当、皆勤手当、職務手当、食事手当などがあります。

これらの手当て額が基本給にプラスされ、税金や社会保険料などを引かれた金額が支給額となります。つまり毎月の給与金額とは、夜勤や終日出勤などの回数によって変化するものであるということです。

そのため夜勤や休日出勤が出来なくなれば、給与金額がガクンと下がってしまう可能性もあります。

雇用側の本音は基本給を低くしたい

医療機関が看護師募集をする際、給与額だけの表示で、基本給を明示していないケースがあります。

このような場合、基本給を低く抑えていることがあるので注意しなくてはいけません。

基本給を低く抑えようとするのには大きな理由があります。

基本給は賞与額に大きく影響するからです。一般的に賞与額は基本給×〇ヶ月分という計算で算出します。

そのため、基本給を低く抑えておくと、賞与額も抑えることができるのです。

給与額が同額であっても、手当の金額を増やして基本給を低く設定した場合と、手当の金額を低くして基本給を高く設定した場合では、賞与額は全く変わってきます。この仕組みをしっかりと理解しておく必要があります。

基本給を見定める意味とは

基本給の金額が影響してくるのは賞与額だけではありません。

失業保険、育児休暇中、産休中など休業保障額は、全て基本給額を基本として計算されます。言うまでもなく、基本給が高い方が有利です。

転職先を選ぶ際には、給与額の高いことだけに惑わされず、基本給の金額をしっかり確認しておくようにしましょう。

特に、結婚や出産、体力に自信がない、親の介護が必要などの人は、休業補償額が少しでも高くなる基本給が高い職場で働く方が有利です。

給与の内訳はしっかり確認することが大切

転職先を探す際、給与額と賞与の月数だけをチェックするのは大変危険です。

必ず基本給と手当額も確認しておくべきです。

もし募集要項に推定年収や手取り月収のモデルケースしか掲載されていない場合には、基本給と手当額の内訳を確認しておくことが重要です。

しかしながら、給料の内訳を細かく聞けない人もいるでしょう。転職サイトに登録すると、担当コンサルタントが転職にあたっての細かい要望や条件などをヒヤリングし、希望に合った転職先候補を提案してくれます。

給料の内訳などは、コンサルタントに確認してもらうことができますので、自分で直接聞く必要はありません。

これ以外にも転職先の雰囲気や細かい情報も教えてもらうこともできますので、提案された候補の中から少しでも働きやすいと感じた転職先を選ぶことができます。転職サイトを有効的に活用し、看護師の仕事に見合った収入を得てください。