2025年3月10日より米国の大手動画配信サービス「Youtube」は、提供元であるGoogleが運営するパブリッシャー向け、
広告ネットワークサービス「Google Adsense」を用いたチャンネルマネタイズプログラムである、
「Youtubeパートナープログラム」における動画コンテンツの適合性精度の向上を目指した、
取り組みを段階的に開始したことを発表。
Contents
Youtubeパートナープログラムとは
YouTubeパートナープログラムとは、クリエイターがYouTubeに投稿した動画を収益化できるプログラムのことです。同プログラムに加入すると、チャンネルメンバーシップの仕組みを利用できたり、ライブ配信でスーパーチャットを使えるようになったりと、動画を収益化させる上で重要な機能が多く使えるようになります。YouTubeパートナープログラムには、クリエイターによる不適切な動画を防ぐために、より厳しい基準が設けられている。
以下にあげる参加要件にあわせて、
- YouTube のチャンネル収益化ポリシーに準拠している。
- これらは YouTube における収益化の条件となる、一連のポリシーとガイドラインです。
YouTube とのパートナー契約に同意する場合は、必ず遵守する必要があります。
- これらは YouTube における収益化の条件となる、一連のポリシーとガイドラインです。
- YouTube パートナー プログラムが提供されている国や地域に居住している。
- チャンネルに有効なコミュニティ ガイドラインの違反警告がない。
- Google アカウントで 2 段階認証プロセスがオンになっている。
- YouTube の上級者向け機能の利用資格がある。
- 有効な YouTube 向け AdSense アカウントがチャンネルに 1 つリンクされている。アカウントをお持ちでない場合は、YouTube Studio で設定します(新しい YouTube 向け AdSense アカウントを YouTube Studio で作成してください。詳細)。
Youtubeが別途定める参加条件を満たす必要があります。
1. チャンネル登録者数が 1,000 人以上で、直近 12 か月間の有効な公開動画の総再生時間が 4,000 時間以上である。または
2. チャンネル登録者数が 1,000 人以上で、直近 90 日間の有効な公開ショート動画の視聴回数が 1,000 万回以上である。

Adsenseとの関係
Youtubeパートナープログラムは、Youtubeの動画コンテンツをGoogleが提供する広告ネットワークにAdsenseを通じて、
自身のAdSenseアカウントを収益の受け皿として再分配を受けるプログラムです。
利用にあたっては、チャンネル収益化ポリシーの一部として定義されるGoogle Adsenseのプログラムポリシーに
準拠する必要があります。
この審査プロセスは、申込時と恒常的な物の2種類に分かれます。
申込時の審査は、チャンネル全体がAdsenseプログラムポリシーやチャンネル収益化ポリシーに反していないかを
判定するプロセスです。
恒常的な審査は「適合性審査」とも呼ばれ、Youtubeのガイドラインを満たすチャンネルが今後新たに制作している
コンテンツが広告主とネットワークに対して適しているかを判定する処理です。
適合性審査の改善策
Googleはこのプロセスをより円滑に行いパブリッシャーによるコミュニティとエコシステムの成長のため再審査請求を省略する
ための改善策を実施しました。
黄色のアイコンの判定の精度を向上
Youtube上にはGoogle Adsenseのパブリッシャー向け制限コンテンツ同様にコンテンツの内容が曖昧や法規制上の都合で
広告主の配信を規制するコンテンツがあります。「例:ギャンブルや薬剤など・・・」
これらの判定を向上させるために「広告制限付きまたは広告なし」とAI判定した動画コンテンツを再審査請求なしで、
ポリシースペシャリストによる審査請求を自動で送信する施策を一部クリエイターに向けて開始しました。
この審査は、非公開動画コンテンツも対象になり公開ステータスの有無に関わらずGoogleに対して審査請求が送信されます。
この追加審査は最大で24時間かかる場合があります。
これまでの「広告の適合性審査」
Youtubeパートナープログラムの広告の適合性審査には段階に応じて3つの手段があります。
- 自己診断プログラム及びAIによる判定
- 品質管理チームの審査
自己診断プログラム及びAIによる判定
Youtubeには、広告の適合性に関する自己診断プログラムと言うものを提供しています。
このプログラムはパブリッシャーが個人が制作したコンテンツはポリシーに基づく規制などが含まれていないことを
Youtubeに自己申告することで広告の適合性を円滑に判定するためのプロセスの一つとして提供されています。
このプログラムはパブリッシャー個人の判定とYoutubeのAI判定に相違が見えなければ正確性は増していきより、
パブリッシャーの意思を尊重してもらうことができる仕様となっています。
AIの判定には最長24時間かかる場合があります。
AIの判定に意義がある場合のみ品質管理チームによる有人審査にエスカレーションすることができます。
品質管理チームの審査
自己診断の正確性が著しく悪いもしくはAIの判定結果に異議がある場合にのみGoogleのポリシースペシャリストによる
有人審査を受けることができます。このプロセスには最大7日間かかる場合があります。
また、下記の文章の通りポリシースペシャリストによる審査は1動画につき1回までです。
Google は、このような審査がクリエイターとクリエイターの収益にとって重要であると理解しています。人間による審査には最大で 7 日かかることがあります。審査が完了すると、収益化の結果が記載されたメールが届きます。再審査請求後の審査担当者の決定は最終的なものです。審査後に収益化のステータスが変更されることはありません。
今後の展開に期待
この取り組みはまだ検証段階のため一部クリエイターにのみ適用されるとのことですが、Googleは対象を収益化を行う、
全クリエイターにまで広げる予定であることを予め公表しています。
いつか、このプロセスが実装されればAI判定で異議を唱えてもわざわざ手動で追加審査を請求する必要がなくなるので、
クリエイターはよりコンテンツ制作に時間が割けるようになることが期待されるでしょう。
参考リンク
- YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格 – パソコン – YouTube ヘルプ
- YouTube のチャンネル収益化ポリシー – YouTube ヘルプ
- YouTube 動画自己診断プログラムの概要 – YouTube ヘルプ
- YouTube test features and experiments – YouTube Community