転職を検討している看護師のなかには、「夜勤はしたくない」「週末は休みたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。 「日勤・週末休み」という条件で転職先を探している人は、実際に少なくありません。 そして、そのような条件の職場にぴったり当てはまるのが、産業看護師です。 今回は、日勤・週末休みを希望する看護師に人気の高い産業看護師についての解説や、転職先の見つけ方をご紹介します。
目次
そもそも産業看護師とは?
産業看護師とは、企業に勤務する看護師のことを指します。
主な勤務先と仕事内容として挙げられるのは、以下のようなものです。
企業の医務室に勤務
産業医と共に、従業員の健康診断や保健指導、メンタルヘススチェックなどを行います。
治験関連企業に勤務
CRC(治験コーディネーター)やCRA(臨床開発モニター)として、治験の実施が円滑に行われるようにサポートします。
企業の健康相談受付コールセンターに勤務
電話で、患者からの健康相談に対応します。
一般的な病院やクリニックに勤務する看護師の業務とは違い、いずれもデスクワークがメインになります。
そのため、体力的な負担も軽く、また、医療処置をする機会が少ないため、心理的な負担も軽減されます。
産業看護師は、「日勤・週末休み」が基本
産業看護師の勤務先は、前述の様な企業になります。
勤務先である企業の勤務時間に則って働くため、必然的に「日勤・週末休み」となるのです。
ただし、治験関連企業で働くCRAは、モニタリングする病院が全国にあるため、頻繁に全国への出張が発生します。
産業看護師への転職は難しい
「日勤・週末休み」の職場への転職を目指している方にとって、産業看護師はとても魅力的なのではないでしょうか。
カレンダーどおりの休日が約束されていれば、休暇のスケジュールを立てやすく、一般企業に勤める友人と約束したり、家族とレジャーを楽しんだりできます。
ただし、産業看護師への転職を検討している方にとって、注意しなければならないことがあります。
それは、転職の難易度が高いということです。
看護師の転職先として人気が高い
看護師に限らず、転職先に「日勤・週末休み」の条件を希望する方は多いです。
産業看護師はカレンダーどおりに休日を確保できることから、転職希望者は多い傾向にあります。
また、勤務先には大企業も多く、経営の安定性への安心からも人気が高くなっています。
転職希望者が多く人気が高い募集先だということは、つまり就職倍率が上がり転職の難易度も高くなってしまうと言えるでしょう。
産業看護師の求人は少なめ
また、産業看護師は、求人が少ない傾向にあります。
人気が高く応募数が多いうえに求人が少ないとあっては、転職のハードルもかなり高くなってしまいます。
産業看護師へ転職するには転職サイトの活用を
前述のように、 産業看護師は転職をするのが難しい職種と言えます。
しかし、看護師求人に特化した転職サイトを活用すれば、産業看護師の募集を確実に見つけることができます。
転職サイトには、一般公開されていない非公開求人があります。
非公開求人には好条件の求人が多く、人気のある産業看護師の求人も非公開扱いとなっている場合が多いのです。
したがって、転職サイト登録後にあらかじめ産業看護師を希望することを伝えておき、求人が出た際にはすぐに教えてくれるようコンサルタントに頼んでおけば、いち早く求人を察知することができます。
合わせてコンサルタントに採用確率を高めるためのアドバイスを求めることもできます。
自分一人ではかなり難しい産業看護師の様な求人への転職でも、転職サイトとコンサルタントを活用すれば転職実現へ向けての可能性を高められます。
転職サイトに登録して常にアンテナを張っておくことで、産業看護師への転職を実現させましょう。