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看護師が内分泌代謝内科へ転職する場合のメリット・デメリット

看護師が内分泌代謝内科へ転職する場合のメリット・デメリット

内分泌代謝内科とは、糖尿病や甲状腺機能亢進症・低下症などのホルモン異常の原因となったり、その原因によって引き起こされたりする疾患に対応する診療科です。 内分泌代謝内科は、「ゆとりをもって働きたい」という人や「キャリアアップを目指したい」という人など、さまざまな看護師に人気のある転職先です。 今回は、看護師が内分泌代謝内科へ転職する場合のメリットやデメリット、転職での注意点を見ていきましょう。

看護師が内分泌代謝内科へ転職するメリット

内分泌代謝内科へ転職することで、看護師にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、内分泌代謝内科への転職でのメリットを詳しく解説していきます。

ゆとりをもって働くことができる

内分泌代謝内科で対応する疾患は、症状の進行が緩慢なものがほとんどです。
そのため、患者の容態が急変するなどのイレギュラーが起こりづらいことが特徴です。
また、看護師の主な業務内容は採血や服薬管理、生活指導など負担が比較的軽い業務となっています。
服薬は定時に行われることが多く、業務はなかばルーチン化することもあり、時間的にも肉体的にもゆとりをもって働くことがメリットです。
また、業務のイレギュラーが少ない内分泌代謝内科は、残業が比較的少ない診療科であることも魅力的なポイントです。

幅広い年齢層の患者とコミュニケーションを取ることができる

内分泌代謝内科の患者は、年齢層が幅広いことが特徴です。
内分泌代謝疾患は、性差や発症年齢に偏りが少なく、あらゆる年齢層の患者と関わることができます。
また、長期入院での治療を受ける患者も多いことから、個別的にケアをすることも可能です。
幅広い年齢層の患者とコミュニケーションを取ることができる診療科はなかなかないため、内分泌代謝内科への勤務は、患者の年齢に応じた関係性の構築をするための良い機会となるでしょう。

キャリアアップにも適している

内分泌代謝内科は、キャリアアップにも最適な診療科です。
内分泌代謝内科で多い疾患に糖尿病が挙げられます。
認定看護師の特定分野として「糖尿病看護」があり、内分泌代謝内科への勤務は、キャリアアップへの第一歩となることでしょう。

看護師が内分泌代謝内科へ転職するデメリット

看護師が内分泌代謝内科へ転職することで、当然ながらデメリットもあるのが事実です。
ここでは、内分泌代謝内科のデメリットを見ていきましょう。

看護師としてのやりがいを感じられないことも

あなたが看護師としてのやりがいをどこに感じるかによって変わりますが、内分泌代謝内科勤務では、もしかしたら仕事のやりがいを失ってしまうことになるかもしれません。
内分泌代謝疾患はホルモン異常によって引き起こされるため、完治しない場合がほとんどです。
基本的には、疾患と上手く付き合いながら一生を過ごすことになります。
そのため、「患者の病気を完治させたい」と考えている看護師にとっては、やりがいを感じられずもどかしい思いをしてしまうことになるかもしれません。
また、「看護師としてバリバリ働きたい」と思っている人にとっても、毎日がルーチンワークになりがちな内分泌代謝内科は不向きだと言えるでしょう。

ハードな診療科への転職ができなくなる

内分泌代謝内科のゆったりとした業務に慣れてしまうと、今後多忙な診療科へ転職することができなくなってしまうかもしれません。
救急対応や迅速な処置などをこなすスキルは、内分泌代謝内科への勤務期間が長くなるにつれて失ってしまいがちです。
もちろん、すぐにハードな環境に順応できるタイプの方であれば問題ありませんが、順応するまでの切り替えが大変であることは認識しておきましょう。

メンタルケアが難しい

内分泌代謝疾患は、先ほどご説明したとおり完治しない経過をたどるケースがほとんどです。
そのため、疾患についての説明を受けた後に強いショックを受ける患者も少なくありません。
「治らない病気にかかってしまった」と落ち込む患者を、精神的にサポートすることはとても難しいことです。
一生病気と付き合い続けるための患者の心の準備をお手伝いできるコミュニケーション能力が求められます。

内分泌代謝内科への転職での注意点

内分泌代謝内科での勤務は、落ち着いて業務を行えることや、キャリアアップに役立つなどたくさんのメリットがあります。
しかし、転職で失敗してしまうことで、理想の働き方ができなくなるリスクがあります。
内分泌代謝内科への転職で注意するべきなのは、総合病院か、それともクリニックか、どちらに転職するかを決めておく必要があることです。
例えば、「糖尿病看護の認定看護師を目指したい」と考えているのであれば、糖尿病患者の多い病棟を選ぶことが好ましいです。
キャリアアップを志すのであれば、スキルアップ支援制度が充実している転職先を探すべきでしょう。
一方で、「土日は休みたい」といった希望があるのであれば、週末営業をしていないクリニックに転職する必要があります。
内分泌代謝内科への転職でも、総合病院か、それともクリニックか、どちらに転職するかで働き方は大きく変わります。
あなたの理想とする働き方を叶えるためには、転職サイトの利用がおすすめです。
転職サイトに在籍している転職コンサルタントは、あなたが希望する働き方や待遇、休日などの条件を踏まえて、転職先を提案してくれます。
内分泌代謝内科への転職の際には、ぜひ転職サイトを活用してみましょう。