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確実にスキルアップできる認定看護師

認定看護師の資格取得方法とそのメリットについて

認定看護師の資格取得方法とそのメリットについて

キャリアアップやスキルアップのために、「認定看護師の資格を取得しよう」と思っていませんか? 認定看護師資格は、実際にスキルアップ・キャリアアップにとても役立つ資格です。 しかし、「どうやって取得するのか分からない」「認定看護師を取るとどんなメリットがあるの」と思う看護師が多いのも事実です。 そこで、今回は認定看護師の資格取得方法や、メリットについて詳しく解説していきます。

認定看護師とは?

認定看護師とは、日本看護協会が認定する資格です。

認定看護21分野(救急看護、皮膚・排せつケア、集中ケアなど)のいずれかについての高度かつ専門的な看護知識を有する看護師が認定されます。

認定看護師には、「個人や家族への高い看護スキルの実践」「看護師への実践をとおしての指導」「看護師へのコンサルテーション」などの能力が身につくとともに、臨床でのこれらの役割を担うことが期待されます。

認定看護師の資格取得方法

具体的な資格取得までの流れは以下になります。

  • 看護師資格を取得する
  • 看護師として5年以上の実務経験、うち3年以上の認定看護21分野いずれかでの臨床経験
  • 日本看護協会指定の認定看護師教育機関にて6ヵ月(615時間)の課程を修了
  • 認定審査(筆記試験)に合格する
  • 認定看護師認定証の交付と登録

資格取得後は5年ごとに更新を行います。

更新には書類(看護実践・自己研鑽の実績)を提出し、審査を通過することが必要です。

認定看護師資格を取得するメリットとは?

認定看護師資格は看護師のスキルアップ・キャリアアップを目的とした資格のなかでも特に人気の高い資格です。

では、認定看護師資格を取ることで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

実践的な看護スキルが身につく

先ほども軽く触れましたが、認定看護師の資格取得の課程で、実践的な看護スキルを身につけることができます。

患者個人だけでなく、その家族に対してのケアも含めて、高いスキルを発揮できるようになります。

「資格を取ったけど実際に現場では役に立っていない」という人も多いものですが、認定看護師資格においてはそのような心配はないでしょう。

実践力を特に重視している認定看護師資格は、確実にあなたを看護師としてスキルアップさせてくれる資格と言えます。

認定看護21分野のいずれかにおいて、ケアの中心的な役割を担うことのできる人材となれることでしょう。

信頼される看護師になれる

認定看護師は、看護ケアのなかで他の看護師を指導する能力を身につけています。

そのため、指導役として職場では重宝される人材となることが可能です。

合わせて、看護師へのコンサルテーション力も身につくことから、ケアの悩みを相談されたり、調整を任されたりなど看護業務以外での信頼が増すことでしょう。

また、認定看護師資格そのものの信頼性が高く、看護師としてのあなたの価値を高めることができます。

役職につくための評定では認定看護師資格によって大きくプラス評価されたり、将来的な転職でも優遇されたりすることが十分に期待できます。

認定看護師について知っておくべきデメリット

認定看護師資格は、あなたの看護師としての価値を高めるために大きくプラスに働く資格です。

しかし、認定看護師資格を取り巻くネガティブな事実も知っておくべきです。

資格取得を真剣に考えるからこそ、現実的な問題点も考慮しましょう。

認定看護師資格が必ず評価される訳ではない

認定看護師資格の取得を志すことや、実際に取得することは看護師にとって素晴らしい実績となります。

しかし、職場によって認定看護師資格の価値の受け取り方は大きく異なります。

認定看護師資格を取得することで、キャリアアップや収入アップに反映されるところもあれば、取得前と何も変わらないところがあります。

もちろんスキルアップには必ず役に立つので、それだけで満足だ、という人にとっては問題ではありません。

一方で、「あれだけ苦労して取得したのに収入が上がらない」「扱われ方が変わらず不満だ」と感じる看護師も決して少なくはありません。

費用の負担や退職などのリスク

認定看護師を取得するためには、認定看護師教育機関に最低でも6ヵ月は通学しなければなりません。

入学費や教材費、交通費などの費用的な負担は決して軽いものではありません。

認定看護師になるための費用は、おおよそ200万円と言われています。

また、通学の時間を確保するために、今までどおりのシフトに入れなくなりますが、スキルアップへの理解を得られない職場であった場合、退職しなければならない可能性も出てきます。

認定看護師になるためには「理解のある職場」への転職も検討する

認定看護師資格を取得するために最も大切なのは、「職場のスキルアップへの理解」だと言えます。

もし現在の勤務先がスキルアップを支援してくれない職場であれば、転職するという選択肢を持ちましょう。

スキルアップのための一定期間の休職を認めてくれるところや、その期間の給料を保障してくれるところなど、スキルアップへの支援が充実している職場はたくさん存在しています。

転職サイトを利用すれば、そのような資格取得支援に積極的な転職先を紹介してくれます。

あなたの看護スキルアップに繋がる認定看護師資格を取るために、一度利用されてはいかがでしょうか。