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他科にはないやりがいが感じられる

NICU看護師へ転職する場合のメリット・デメリット

NICU看護師へ転職する場合のメリット・デメリット

NICUとは、「新生児集中治療室」と呼ばれる科であり、早産児やなんらかの疾患を持つ新生児に治療を施します。 大人のように言葉を話すことができない赤ちゃんが患者となるため、細やかなケアが求められる一方、大きなやりがいを感じる魅力的な診療科です。 今回は、NICUへの転職を希望する看護師が知っておくべき、NICU転職でのメリットやデメリットについて解説します。

看護師がNICUへ転職するメリット

NICUで働く看護師は少なく、業務内容や転職でのメリットなどが分かりづらいものです。

NICUへの転職で得られるメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。

新生児看護に携われる

最も大きなメリットは、「新生児看護に携われること」だと言えるでしょう。

新生児にしっかりとかかわれる診療科は希少で、NICUや産科・産婦人科しかありません。

「赤ちゃんの命を救いたい」と考える看護師にとって、NICUで学ぶことのできる知識や経験はかけがえのないものです。

専門性が高く、高度な医療を学べる

NICUへの転職は、高度な医療を学んだりスキルアップをしたりすることを目指している看護師に最適です。

新生児は未熟な身体で生まれてきてしまったことで、細やかなケアや高度な治療を必要とします。

成人患者に対する施術よりもデリケートであることも多く、専門的なスキルや知識が自然と身につけられるのです。

また、医療機器を扱ったり最先端の治療を取り入れたりなど、看護師としての専門性が高められます。

スキルアップやキャリアアップのきっかけとして、NICUを転職先の候補に挙げる看護師も多くいます。

看護師としてのやりがいを感じる

看護師として働く上で、やりがいを感じるポイントがあなたにもあるはずです。

NICUで働いている看護師は、新生児の命を救うことに大きなやりがいを感じることが多いようです。

また、チーム医療のなかでも看護師の意見が尊重されることが多いのも、NICUならではの特徴となります。

新生児に最も近いところでの看護師による状態観察は、医師にとっても貴重なものです。

実際に、看護師の意見によって治療方針が決まることも少なくありません。

他診療科ではどうしても医師の補助にまわることの多い看護師にとって、「自分の意向が治療に反映される」ことにやりがいを感じられるでしょう。

細やかな治療やケアが求められるNICUでは、医師と直接コミュニケーションをとる機会が多いため、積極的に働きたいという人にはメリットを感じやすい転職先と言えます。

看護師がNICUで働くデメリットとは

新生児看護の経験やスキルが身につくNICUへの転職ですが、業務内容について覚悟しておかなければならない点もあります。

ここでは、NICUで働くことでのデメリットを見ていきましょう。

ハードな業務内容への覚悟が必要

NICUへの転職では、激務に耐える覚悟が求められます。

夜勤は一般病棟の看護師よりも多く、残業も多くなる傾向がみられます。

また、業務内容も過酷です。

NICUでは早産児や先天性の重篤な疾患を持つ新生児を看護ケアすることになります。

したがって、容態が急変したり、いつ重篤な状況になってもおかしくない新生児がいたりなど、常に過密なスケジュールのなかで働くことになります。

経管栄養の時間も3時間刻みで必要であるなど、頻繁な処置が求められるのです。

「ゆとりのある環境で働きたい」という希望のある看護師にとっては、このような職場環境はデメリットと言えます。

精神的なストレスも大きい

新生児看護は精神面へかかる負担も大きく、それをストレスに感じてしまうリスクがあります。

常時の経過観察や処置が必要なNICUでは、気を抜ける時間はありません。

場合によっては、休憩時間がとれないこともあるようです。

また、新生児看護のなかでどうしても救えない命もでてきます。

新生児の死に直面することは、成人患者の看取りとはまた違った質のショックを受けることとなるでしょう。

看護師にはその後の家族のメンタルケアを行うことも求められます。

看取りの経験は多く積んだつもりであっても、新生児の死に立ち会うことで戸惑いを感じる看護師もいるようです。

NICUへの転職は難しい

NICUへの転職では、人材を厳選する傾向があります。

デリケートなケアが求められるため、一定水準以上の看護スキルが必要であったり、経験年数を問われることも珍しくありません。

また求人案件数が少なく、求人倍率は非常に高くなりがちです。

そもそもNICUそのものが全国的にみても少なく、人気もあることで、簡単に転職できるような職場ではない状況となっています。

高い求人倍率をくぐり抜けてNICUへの転職を成功させるためには、転職サイトを利用することが必要です。

転職サイトでは、一般には公開されていない非公開求人も多数登録されており、NICUもそのなかに含まれます。

非公開扱いの求人を見つけるためには転職サイトを利用する以外に方法がありません。

転職サイトは登録や利用が無料で行えます。

NICUへの転職を成功させるためには、転職サイトのコンサルタントに一度相談してみることをおすすめします。